昨日のブログでは、未来に責任を持てる人に考え発想してほしいと書きました。
未来を生きるのは「これからの世代」の人たちです。
そういう意味では、子ども達の未来は長くてたくさんの可能性や夢に満ちています。
昨年12月に京都で開催した 太田康介さんの「のこされた動物たち」写真展の会場の2階で、京都外国語大学の学生さんが写真展を開いていらっしゃったことは、とても嬉しい出会いでした。
ブログ
『また嬉しいこと!』でも書きましたが、写真展を通して縦にも横にも福島ののこされた動物たちの現実が知られることは、私の妄想を超えた思わぬ出来事でもありました。
そして・・・
私は、もっと若い世代にも伝えたくて 学校の図書館や図書室、図書コーナー 学級文庫などに太田康介さんが上肢された
「のこされた動物たち」「
待ちつづける動物たち」を置いて貰おうと考えました。
学校の図書室や学級文庫にあれば、子ども達が目に止めて、福島の動物たちに心を寄せてくれるかも知れません。
一人で写真展や報告会に出かけられない子どもも、福島の動物たちに起こったことを知ることができます。
夏休み前の個人面談の際、ムスメの担任の先生にご相談して、目を通してみて下さいと2冊の写真集をお渡ししました。
昨日ムスメが学校から帰ってきて、
「先生が、今頃 ラベルが貼られてもう図書館に並んでいますよ」と教えて下さったと伝えてくれました。
わぁ!ほんと?!と飛び上がってしまった私です。
担任の先生にお渡しする際、中には目を背けたくなるような悲惨な写真もあるので、「子ども達には刺激が強すぎるでしょうか・・?」とおたずねしたところ、
「大丈夫でしょう。戦争で大勢の人が亡くなった写真などでも、案外子ども達は受け止めて見ていますよ」
とのことでした。
そういえば、私も中学生の頃 戦争で亡くなった人が「山積み」になっている写真を見ました。
怖くて震えましたが、そういうことを「怖い」と知ることも大事な事かも知れません。
生きていることと死ぬことは、隣り合わせにあると言うことを知ると、
生きていると言うことが どんなに大事な事か、実感できると思うのです。
ある方からは、小学生の集まりにこの写真集を見せたところ「わぁ、すげえ。ホネになっとる」「げえっ!ぐろい。すげえ」って笑うんだよ。ひどいよ、最近の小学生・・と聞きました。
怖すぎて 茶化しちゃうんじゃないかなぁ・・・と思うのですが、でも それならなおのこと、小学生にも見てほしいと私は思います。
怖いことを素直に怖いと今は言えなくても、きっと 心の片隅に残るはず。
10人中9人が茶化しても、一人何か思ってくれればいい・・・
そんな風に思います。
動物たちの生との闘いから、若い感性は きっと学ぶことができるはずだと思います。
ムスコの学校にも寄贈しようと計画中です。
その次は、子ども達が卒業した小学校に。
私の母校はムスメと同じだから、次はオットの母校にご相談してみよう。
学童保育の図書室はどうだろう・・・・と、いつものようにどんどん妄想は膨らみます(^^;
一人で日本中の学校に贈るのは ちょっと大変なので、このブログを読んで「あ、それいいな」と思って下さった方・・・
お住まいの地域の小学校や中学校、ご自分のお子さんが通う学校や母校の図書室へ1冊、寄贈する運動しませんか・・?
地味なプロジェクトですけど(^^;
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