私の手元にある2冊の写真集・・・
太田康介さんの『のこされた動物たち』『待ちつづける動物たち』

私は、時々この写真集を開きます。
何度も何度も見る悲しい風景・・・

こんなに悲しそうな顔をした犬を街中で見かけることはありません・・・。
この子は 保護できていない可能性のある子です。
今、どうしているのでしょうか・・・
この写真集を開く度に、この出来事が忘れられてしまわないようにしたい、と思います。
そしてまだ、この状況が「現在進行形」であることを、一人でも多くの人に伝えなければ、とも思うのです。
死んでいった動物たちもたくさんいます。
彼らはすぐに家族が帰ってくると思っていたことでしょう。
なぜ、誰もいなくなったのかなんて知る由もなく、
もう一度人の腕に抱かれることを思いながら、
それでも人間を恨むことはなく死んでいったのではないでしょうか・・。
そしてまだ、今も、人間の温かい手に抱っこされる日を待っている子たちがいるのです。
保護された子たちも、温かい家庭で人に抱かれる日を待っています。
何もかも、今 起きている出来事なのです。
多くの人に伝えたいということから始まった、図書館へ「のこされた動物たち」「待ちつづける動物たち」を・・・の「リクエスト運動」!
USA在住のtomotanさんが、「のこされた動物たちリクエスト運動」をアメリカにも広めようと活動して下さっています。
日本人や日系の人が多く暮らすLAの『Los Angeles Public Library』にリクエストをメールを出されたところ、早速 リクエスト受付のお返事が来たそうです。
その様子はこちらから
『のこされた動物たち アメリカ支部(笑) いや、本気。』 ねこ&LA日記 (オハイオ編 Ohayo from Ohio!)
写真集なので 日本語で書かれたものでもアメリカの人にも伝えられるかもしれません。
今日で震災から1年半・・・。
私は今日も、この写真集を開きます。
福島の動物たちの事を思って。
忘れられることがないように、待っている子達が生きていられるようにと願って。
去年の今日も書きましたが・・
「自分で訴えることができない彼らだから」私は福島の動物たちの事を一人でも多くの人に知ってほしいと思います。

著者 太田康介さんのご意向で 印税の一部は動物保護ボランティアに寄付されます。
・・初版発行日が・・・私のお誕生日と一緒・・(今 発見!)
ご縁があったのかな~この本と・・・・
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