2002年10月15日に北朝鮮に拉致された被害者のうち5人の方が帰国され、10年の時間が流れました。
拉致被害者帰国10年 救出の道筋見えず早いものだ・・・と私は感じますが、被害者の方、そのご家族にとってはどうだったでしょうか。
2002年の時点で帰国が実現されなかった拉致被害者は、政府が認定しているだけでも12人・・・
横田めぐみさんら、ほかの拉致被害者の救出に向けて、この10年、時間は止まったままかのようです。
日本で待っていらっしゃるご家族にとっても、北朝鮮にいる拉致被害者にとっても、長い長い10年であったことは間違いありません。
この10年の間に 日本は首相が何人も変わり、政権が変わり、拉致問題担当大臣もころころと変わり、
それだけでも、拉致被害者のご家族にとってはストレスの多いことだったと思います。
このような 重要で専門性の高い部署には、政権が何であろうと首相が誰であろうと、ぶれずに、一つのプロジェクトとして官民協力して仕事をしてほしいと思うのですが・・・。
2002年頃 拉致被害者の象徴的な存在とされていた 横田めぐみさん。
彼女はが北朝鮮に拉致された時は、まだ13歳の少女でした。
経緯はこちら
拉致された13歳の少女 横田めぐみさん横田めぐみさんのお母様は京都市のご出身で、私が暮らす町とも近いところです。
我が家にもめぐみさんが拉致された頃と同じ年頃の娘がいることもあり、よけいに近い存在のように感じます。
横田めぐみさんのご家族を支援する
「あさがおの会」のHPでは、
『私達は写真に写っているかつての楽しかった時間を取り戻したいのです。
どうかめぐみをこの腕の中に取り戻すことが出来るよう力を貸してください。』
と訴えかけていらっしゃいます。
めぐみさんが拉致されてから35年。
私たちが過ごしたごく普通の日々、あたりまえの生活の中にあるささやかな幸せを、
このご家族をはじめ、拉致被害者のみなさんとそのご家族は、ずっと置き去りにしてこられたのです。
こんなに残酷なことが21世紀の今 まかり通っていていいのかと、不思議でなりません。
解決に至らない理由、問題点は何なのでしょうか。

訴えかける横田さんご夫妻~あさがおの会HPより~
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