また10代の子が命を奪われるという事件が起きてしまいました。
被害者も加害者(容疑者)も10代後半からハタチそこそこの若者たちです。
こういう事件では、被害者のプライバシーが何の保護を受ける事もなく報道されてしまうことに、私はいつも違和感を覚えます。
被害者の暮らしぶりの詳細な情報や顔写真などを流すことにどんな意味があるでしょうか。
被害者に関しては、名前や住まいや人となりなどの詳細な情報は伏せたままでよいと私はいつも感じます。
そういうことはマスコミの方たちは自粛したりしないのでしょうか。
事件の内容を詳細に伝えるならなおさら、被害者の個人情報は外に流されるべきではないと思います。
それにしても・・・
少年犯罪は全体的には減っているということなのに、なぜこんなに恐ろしい事件が軽々と頻繁に起きてしまうのでしょうか。
生まれた時はかわいい赤ちゃんだったでしょうに・・・・
いったいどこから何が違ってしまうのでしょう。
今日、いつもいろいろなことを学ばせていただいている
『カウンセリングルーム M.heart』のmasumiさんのブログを読ませていただいてもしかするとこんなところにヒントがあるのでは…という気がしましたのでご紹介させてください。
一部を転載させていただきます。
~~~~ここから転載~~~~~
小学校入学は、ある意味社会に進出するための学習期間
がスタートしたとも言えます。
そこで学ぶのは、授業を通して会得する社会的ルールや知
識、他者とのコミュニケーション、自己の成立、学校内での
ルールに従う事は、幼稚園や保育所とは一段と違った、規
律ある生活を送ることになります。
なんだか幼稚園、保育園の時より我儘になったような、聞き
わけが無くなったような感じもしていませんか?
子どもの特徴によって、急に大人びて聞きわけが良くなった
ように感じたり、赤ちゃん帰りのように我儘になったりと色々
ですが、どちらにしても一生懸命頑張っているからなのです。
今はチョッとだけ家事の手を休めて、何があったのか何を話
したいのか、シッカリお子さんの気持ちを聴いてあげてください。
聴く:注意深く(身を入れて)、あるいは進んで耳を傾けること。
身体面も急成長をする時期から、少し緩やかになり、代わって
12歳までは、脳が大きく成長する時期です。
たくさんの事を、良くスポンジのようにといいますが、吸収する
時期です。
たくさんの事に興味を持って、「なぜだろう、どうしてだろう」と
考える力をたくさんつけてあげられるとよいかと思います。
心の成長にも大きく影響します。
失敗しても、間違えても、今は学ぶ時期ですから、どうしたら
良いか、改善策を考えられるように、サポートできるとよいか
と思います。子どもに失敗させないように、ゆく道の小石を掃
く様な事は、子どもの自信の芽を摘み取ることになります。
昔の人は6歳児をみて「道端の草にも憎まれる」と言いました。
(約6歳までは成長の段階で何歳にでも当てはまります)
そんな時期なのだなぁと、焦ったり悩んだりしないようにという
先人の言葉なのでしょう。
今までは親の中にすっぽりといたような子どもたちが、成長を
していく中で、親の態度にも鋭い言葉や態度が返ってきます。
嘘やあいまいな態度、言うことがいつも違うというようなことに
鋭い指摘をしてきます。
そして、是非気をつけて頂きたいのが、言葉使いです。
言葉の乱れは心の乱れに繋がります。最近の親御さんたちの
言葉使いに、少し違和感を持つ事があります。
正しい言葉をお子さん達には使ってあげてほしいと思います。
自立という芽の二葉が出たばかりのお子さん達です。
耳を傾け、時に見守ることも将来自立の時を迎えるお子さんの
大きなサポートになると思います。~~~~転載ここまで~~~~~
この記事を読んで、改めて小学校時代はとても大事な時期なのだ・・・と感じました。
心が成長していく時期に、安心できる環境と自分を大切に思ってくれる人の存在がどれほど大切かということを思います。
寂しい心のまま無理に大人になろうとすると、そこにひずみが起きてしまうのではないか・・・と感じるのです。
凶悪な犯罪を犯す若者たちの背景は、そんなに単純なことではないのかもしれませんが・・。
寂しい心が必ず凶悪犯罪を起こすかというとそうではないのですから。
でも、もしかしたらもっと前に なにがしかの兆しのようなものはあったのではないかと思うのです。
その時に、誰か周りの大人が気づくことができれば 防ぐことができたかもしれない・・・とも・・。
子どもたちがゆっくりと安心して、
失敗することを許されながら成長して行けるように、
おとなたちもゆとりを持って暮らしていける社会でありたいと思います・・・。
一人のお母さんとしてそんな責任を感じました。
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